皆様、こんにちは。

日本組織開発推進協会JAPEOブログ編集局です。

巷はお盆休みに入り、鉄道、飛行機、高速道路は帰省の移動で混雑をしておりますが、

皆様はいかがお過ごしでしょうか?

働き方改革」、「健康経営」など、

日本では、企業・団体の今までの組織の在り方、組織マネジメントを見直す動きが、

国が主導となって行われています。

JAPEOでも、健康経営を志向する企業を支援し、そのようなコンサルティング活動を

行っていく予定です。

最近、よく耳にする「働き方改革」に対し、

デザイン思考は、どのように関連し、活用できるのでしょうか?

商品開発や事業戦略策定だけでなく、組織マネジメントをリ・デザイン(再設計)する上でも、

デザイン思考は有効なのでしょうか?

今日のブログは、「デザイン思考(デザインシンキング)」は、

組織開発に活用できるかをテーマに取り上げたいと思います。

そもそも働き方改革とは?

「働き方改革」とは、日本の企業文化、日本人のライフスタイル、

日本の働くということに対する考え方そのものに着手する改革と言われ、

安倍内閣の目玉改革の1つとされています。

では、どんなことを目指すのかというと、

第1階の「働き方改革実現会議」(2016年9月27日)では、

次の9つのテーマについて検討すると表明されました。

1.同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
2.賃金引き上げと労働生産性の向上
3.時間外労働の上限規制の在り方など長時間労働の是正
4.雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、人材育成、格差を固定化させない教育の問題
5.テレワーク、副業・兼業などの柔軟な働き方
6.働き方に中立的な社会保障制度・税制など女性・若者が活躍しやすい環境整備
7.高齢者の就業促進
8.病気の治療や子育て・介護と仕事の両立
9.外国人材の受入れの問題

このような改革の動きが始まった背景には、日本が今抱える次のような喫緊の課題があります。

1.長時間労働の慢性化
2.少子高齢化
3.労働生産性の慢性的低下

いずれの課題も、周知の通りで、社会人で企業に勤めている方は、

身近に感じられるものだと思います。

また、超長時間労働による過労死(過労自殺)の幾たびかの悲劇は、

メディアでも頻繁に取り上げられており、

長時間労働の是正が「働き方改革」そのものようにも印象付けられています。

働き方改革は、働き方の認知を変革すること

長時間労働の是正に向けて、国も本腰を入れて取り組んでおり、

労働基準監督署の監督強化などの方針も打ち出されています。

ですが、画一的に表面的に、かつ、トップダウンで強引に、

長時間労働を是正したところで、企業は繁栄するのでしょうか?

持続的に繁栄できる組織になるのでしょうか?

今のままの状態で、単純に労働時間を減らしても、給料を上げても、

従業員の仕事にたいする「ヤル気」、「モチベーション」は、

期待するほど上がりません。

単純に労働時間を短縮しても、

長時間労働よりも重要な課題である「労働生産性の慢性的低下」の是正にはならないのです。

これは、心理学のモチベーション理論でも言われており、

労働時間の短縮や給料のアップなどの外発的モチベーションを上げても、

生産性向上の効果としては一時的で長続きしないという証拠もあります。

労働生産性の向上に効果があるのは、内的モチベーションを向上させることです。

内的モチベーションとは、仕事に対するやりがい、生きがい、

目的意識といったところでしょうか。

つまり、「働き方改革」を実現するには、

単に、しくみとして強制的に長時間労働を減らしたり、高齢者を雇用したり、

非正規雇用の待遇を改善したりするのではなく、

正規雇用、非正規雇用に限らず、従業員すべての内的モチベーションを

向上させるような取り組み、

仕事に対する捉え方、認知の変革が最も重要だと考えられます。

それらが実現できれば、おのずと副次的産物として長時間労働は是正され、

雇用の多様性を受容し、企業が持続的に繁栄できる組織に変革する、

本当の意味での「働き方改革」が実現できるのです。

デザイン思考は「働き方改革」に有効

本当の意味での「働き方改革」とは、

従業員の仕事の捉え方・認知を良い方向に(ポジティブに)変革し、

すべての従業員の内的モチベーションを向上させることと書きました。

そのような本当の「働き方改革」に、デザイン思考はどのように活用できるのでしょうか?

デザイン思考は、人間を中心にしたイノベーション創出法ですので、

従業員の内的モチベーションを向上させる組織創り、組織開発には最適な方法と思います。

ある企業において、

従業員の内的モチベーションが上がる社内での様子を徹底的に観察し、

多様なタレントがそろう組織開発チームが、観察によって得られたものを材料に

徹底的にブレインストーミングして、その企業に最適な本当の「働き方改革」ができる、

企業の働き方のビジョン・コンセプトを創り、

そのコンセプトに合った組織開発デザイン、組織改革戦略のプロトタイプをつくり、

部分的に期間限定的に組織の一部でテストをし、PDCAを繰り返し、

そして、その企業の風土に合った「働き方改革」の方法を実行し、成功する。


デザイン思考を、企業の本当の意味での「働き方改革」に活用すると、

以上のようなストーリーが考えられます。

デザイン思考を組織開発に活用して成功した企業の事例も多くあるようです。

デザイン思考が、組織開発や組織イノベーションに有効だということは、

理論的にも実践的にも、証明されているということでしょうね。


デザイン思考を活用した組織開発、組織イノベーションについて、

ご理解いただいたでしょうか?

少し説明足らず、言葉足らずなところがありますので、

以降のブログで、さらに詳しい情報を提供したいと思います。

何かデザイン思考について、もっと知りたいとか、

ご要望ご意見がありましたら、是非、お問い合わせいただければと存じます。

iPodようなイノベーションを創出するデザイン思考、体験してみませんか?

JAPEOでは、2017年11月18日に、スタンフォード大学d-schoolで学び、

現在はシリコンバレーで活躍され、UCバークレーでデザインシンキングの教鞭をとる、

デザイン思考のスペシャリスト、クリスティーナ・ジェンキンス氏を講師に迎え、

シリコンバレー発!最強最速でイノベーションが湧き出る思考術!
『デザイン思考ワークショップ』』を開催します。

さまざまな役割をもったキャラクターがブレストしてアイデアを出し合い、

その中の突拍子もないクレイジーなアイデアが、一つの価値あるものに出来上がる過程、

その思考法の醍醐味を、本場シリコンバレーの講師指導の下で是非、体験してみませんか!

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